ブログ｜葉山サーフクラブ

6月12日の風占い

2020/06/11

ウインドフォイルテストライド

先日、
スターボード社のIQフォイルのマストを試す機会が有りましたのでお伝えしたいと思います
元々のスターボード社のウインドフォイルのカーボンマストは８５・９５・１１０と有りましたが
今回東京オリンピックの次のパリオリンピックはRSXに変わりIQフォイルとなる事が決まっています。
今回試したのは、スターボード社から発売されるオリンピック用のフォイルに付属されるマストとなります
長さは95CM、元々PWAのワールドカップ等で多くの選手に使われていた、
スターボード社のフォイルのカーボンマストの95と同じ長さ形となっています。

このパーツは、ボードとセイル・私たちの体重とセイルパワー等を支える部分ですので
強度はもちろん剛性も求めれれるパーツです。
実際に触ってみた感じは、
ボードに取り付けて運んでいる時にでもマストの剛性を感じる事が出来るほど硬さに違いがありました
もちらん乗ってみてもマストの硬さの違いを感じる事ができます。
なるべく重心を変えずに走らせるのに有効に感じる事ができ別のいい方をすれば
フォイルに力を加えながら走らせる乗り方には必要な剛性だと感じました
逆に力を加えない様な乗り方の人には必要の無い硬さなのかもしれません
実際、フォイルの乗り方は日々変化していて、2か月前の乗り方とは違ったりもしたりします。
走らせ方によっては、硬くないマストで走るのが走らせ易い物なのかもしれません

発売から５年たってもその当時のデザインが今でもトップレベルの性能として通用し続けて使われているのに正直驚きでしたが
私としては、マストの硬さは少し気になっていたところでも有りました。
それは、競合するメーカーが元々ある主要メーカーのフォイルをベースにテストし
より良い素材や製法を用いて作れば硬いマストを作る事は難しくはないと思われますが
当然価格が高くなって現実的ではなくなってしまいます。
今回のIQフォイルに付属されるのは、このマスト・９００の主翼・255-２の尾翼・１１５＋の胴体・９５＋の胴体
価格は306,000円安い物ではないのですが、
値段を抑えながら高いレベルを維持してくれている事は個人的にありがたく感じました。