WIND FOIL TEST RIDE 4 からの続き
ハーネスラインの位置に付いては大きな違いが有りました
それはどの様に理解するのか、
セイルパワーとバランスが取れ力の真ん中に付けられるハーネスラインに乗れている時は
バックハンド、フロントハンドとのどちらにもバランスを保つ様補助する力は必要がない理想と言われている状態です。
実際は、意識的にズレを作り出し支える足の力の割合と大きさをコントロールする事をよく行います。
例えば、後ろ足に押さえる力を大きくしたい場合は
バックハンドに支えが来るようにハーネスラインをマスト寄りに僅かにズラしたりします
前足に力を伝えたい場合はその反対にすると前足に伝わります。
通常のフリーライドやレース系のウインドサーフィンは、Fin周りに力を加えてリフトさせる様に働かせます
この場合 僅かに後ろ手に掛かるバランスにすると後ろ足に掛かる力の割合が大きくなり リフトさせるのに都合が良くなります
ですが、ボードの接水面で走るウインドと違いウインドフォイルは主翼の位置と力の大きさによる兼ね合いが有るのです。
フィュスレージ115+と95の主翼の位置の違い(浮き上がりの位置の違い)と 、
ボードのジョイント位置 前足・後足との位置に対しての主翼の位置が確認できます。
今回の場合はウインドフォイルの長いフィユスレージは、
主翼の浮き上がりが前に位置してさらに浮き上がりの力が強く働く様にできています
その様な事により 大きくハーネスラインを後ろのずらし フロントハンドに掛かる様にし、
マストに加わる力が働く様にセイルの位置をフロント側に位置させて、
前足とマストに加重できる様にしてトリムコントロールしバランスを保ちます。
フロントウイングが前気味に付けられているフィユスレージ115+のフォイルと
それよりも後ろに位置しているフィユスレージ95のフォイルとのハーネスラインの位置の違いが生まれてくるのです。
フィユースレージ95をテストして慣れるにに従い、
セッティングのバランスやフォームなどウインドサーフィンのスラロームとほぼ同じで、
バックハンドで後ろ足荷重のバランスとなって来ました ジャイブの掛け方もとても似ている様です。
もう一つウインドサーフィンとの違いをお伝えして措かなければなりません
ウインドサーフィンにはボトム側にFinがボードに対して垂直に下がっています
ボードが進んでいる場合つまりスピードが出ている場合、
水の流れがセイルの力に対して乗り手の重心との支えになっています。
その力の関係上でボードは風下側が水面に対して下がる様になります
用語で言うヒールするかたちとなりますがフォイルの場合、主翼から生まれる揚力が主翼の上側に力働きます
浮く力に対して今までの説明の通りにつり合う力を働かせないとバランスが保てません、
私たちの主な重心は風上側に位置してセイルの力とのバランスを取っています
何もしないと体が残されてボードが上がって来てしまいます
この場合はボードを風上側に傾けるつまり、
用語で言うアンヒールさせ傾かせる事により、
フォイルからくる浮き上がる力の位置に私たちの重心が重なる様に位置させてバランスを保つ様にします。
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